──この仕事をしてよかったと思うことは? M・T いくつかあるんですけど、やはり一番は受験期になって自分たちが教えている生徒さんたちがいい結果をだして、先生ありがとうといわれた瞬間、この瞬間はこの仕事をやっていてよかったなと思います。 O・K 生徒が一所懸命に質問してくれて、そして一所懸命に教えて「わかった」「ひらめいた」みたいなことを言ってくれたり、そしてそこからさらに「この場合どうなんですか」とか質問しくれたりとか、非常にやりがいがあるなと思います。 小学生も中学生も自分より優れているところがたくさんあって、絶対自分はこの子にはかなわないなと尊敬できるし、いろんな人がいるなということを肌で感じることができる職業だと思います。それがよかったなと思うところです。 ──この仕事を選んだ理由 M・T そもそも生徒さんをはじめ他人とコミュニケーションをとるというのがすごく好きで、それをどうにかして仕事に活かせないかなと考えていました。 あとは大学で教師の勉強をしていて、教師になろうかどうしようかと悩んだ時に、勉強面を集中して教えることができる塾講師が一番自分にあっているのかなと思ったのが理由です。 ──この仕事に向いている人・いない人 O・K 基本的には勉強熱心であったりとか、人の話をよく聞ける人であるとか、そういう人が向いていると思います。 ただ勉強熱心といっても自分の事や自分の興味のあるところだけでなく、幅広く勉強ができる人が向いているかなと思います。要はひとつのことだけを追求するのではなく、柔軟に切り替えができる人がこの仕事には向いていると思います。 ──1日の仕事内容を教えてください M・T 文系を担当しているので、英語国語社会すべての教科で授業をするというところが主な仕事です。 あとは出社した際に授業までの時間でどのように授業を進めていくかというところと、次のテストまでにどんなことをさせるかといった生徒さんの対応や、保護者さまから困っていることや気になることなどのご連絡をいただくのでその対応などです。 ──学生時代と変わったことは? O・K 結構変わりましたね。 例えば学生時代は人前でしゃべるという機会はあまりなかったんですけど、やってみたら意外とできたり、経験を重ねるほど自信をもって話せるようになったところがすごく変わりました。 昔の自分が見たら信じられないほどだと思います。 あとは、学生時代は勉強というとちょっとネガティブな、やらされているみたいなところがあったんですけど、この仕事を始めて生徒たちに教えないといけないのでいろいろ自分で勉強してみると、その時初めて学問とか勉強の深みがわかったりと実感できました。それが大きく変わったところかなと思います。 一覧に戻る